スマートウェア事業

スマートアイマスク

ドライアイ対策におけるスマートアイマスクを開発しモニタリングを進めています。 個別化治療のために温度調節機能付きのアイマスクデバイスが必要であり、 これまでの研究の取り組みとして加温機能型のプロトタイプ機を開発しています。 今後はスマート温罨法(おんあんぽう)を実施するデバイスを開発し臨床試験を進めてまいります。

差替写真1 マイボーム腺写真

【ドライアイの原因と対策】
マイボーム腺の不調がドライアイの原因となっており、
眼瞼部を温めることで改善が可能となっています。

医学的実装

【アイマスクの開発】
皮膚温測定と温度調節が可能であり、マイボーム腺機能を
改善する適切な温度環境に設定することができます。

喘息患者のモニタリング

喘息応用に向け、咳嗽(がいそう)との識別や院外、 診療時間外の患者さまの生活空間におけるモニタリング、特に夜間モニタリングの確度の向上によりリモート診療へつなげてまいります。喘息患者の夜間の状態を知ることが臨床上、非常に重要であることから、これまでには、聴診や胸郭センサの仕様を検証し、現在はプロトタイプの シンプルなデバイス作成を目指しています。今後は、プロト機を用いたデータ収集を行い、AIによる機械学習をおこなって、デバイスを開発し 臨床試験を行う予定です。

乳がん術後の上肢可動域改善リハビリ

院内指導や院外評価のためのデバイスの開発を進めており、上肢動センサープロト機の評価まで達成しています。今後はデバイスの開発を進め、臨床試験を行ってまいります。入院中1~2週間の間にプロト機にて指導を行うことで、ご自宅に帰宅後もご自身でリハビリをおこなってもらうといったセルフケアの最適化を目指し、リハビリの継続化がスムーズにいくように進めてまいります。

空間シェアリング事業

スマートアナウンス

順天堂大学病院内に指向性スピーカーの設置を進めています。「ソーシャルディスタンスご協力のお願い」など必要なアナウンスを必要な人へのみ届ける静かな院内環境づくりに役立ててまいります。指向性スピーカーを設置することで、アナウンス音声が騒音とならず、今まで通り穏やかな空間を保ち続けることが可能です。さらに検温や消毒のお声がけもスマートにお声がけしてまいります。感染予防アナウンスシステムにより、安全で安心な院内環境が期待されています。

 

順大病院指向性スピーカー

指向性スピーカー

バイオシグナルアート事業

「ウェブアプリ Biosignal Art」を活用した運動指導

順天堂大学さくらオンライン運動教室にて3大学により共同開発された「ウェブアプリ Biosignal Art」の活用を実施しています。

差替図2 順天堂大学さくらオンライン運動教室_イメージ図


「Biosignal Art」WEBアプリ

その他の事業

順大さくら”筋活”講座

ロコモ予防の視点を展開し、国内外への情報発信を目的として「順大さくら“筋活”講座」webサイトの運営を始めています。筋力アップをはじめ、心身の状態の改善が期待できる運動プログラムについて解説している他、オンラインでの公開講座や運動教室についても案内しています。

さくら筋活講座


順大さくら “筋活” 講座Webサイト