研究概要
運動により発生する筋電位、加速度、関節角度といった生体信号を取得し、映像や音などの視覚表現や聴覚表現に変換するシステムの開発を行っています。立命館大学がTechnology、順天堂大学がSports、東京芸術大学がArtを担当し、異分野・他機関との連携で新たな価値を創造し運動誘導・継続の実現を目指しています。
研究メンバー
- 岡田 志麻(立命館大学理工学部)
- 町田 修一(順天堂大学スポーツ健康科学研究科)
- 沢田 秀司(順天堂大学COIプロジェクト室)
- 小川 類(東京藝術大学)
- オムロンヘルスケア株式会社
研究内容
ウェブアプリ「Biosignal Art」
本アプリは、パソコンの内蔵カメラや外付けカメラで全身を映し、アプリからの指示に従って、運動・トレーニングを実施します。その後、画像内の関節位置情報から姿勢推定を実施することにより、運動・トレーニング動作をいくつかのポイントに従って、点数に変換する仕組みになっています。運動・トレーニングを行った結果は点数だけでなく音楽表現にも変換されます。この音楽表現と運動・トレーニング映像を合わせた動画をダウンロードして、結果を確認し楽しむことができます。 現バージョンで実施できる運動・トレーニングはスクワット・ショルダープレスのみですが、今後は運動・トレーニングや音楽のバリエーションを増やすほか、ダンスなどの多彩な身体表現も取り入れながら、楽しく継続可能なコンテンツを拡充させていきます。
ウェブアプリ「Biosignal Art」はこちらから体験
アプリトップページ
トレーニングスタート画面
アプリ使用風景
在宅エクササイズ体感デバイスの概要
運動の姿勢や筋肉の使い方、動きの速さに応じて音や光でフィードバックするデバイスの開発
筋電位をセンシングし楽器等の音に変換するプロトタイプ
バイオシグナルアートの応用例
職場での健康維持の取り組みとして活用
在宅でのエクササイズツールとして活用
在宅でもジム同様の達成感・爽快感を体感