ACTIVE Vol7

ショッピングモールにて運動誘導コンテンツの事業検証を実施 2021年9月18日(土)イオンモール伊丹(兵庫県伊丹市)にて「おもし ろフィットネスでヘルシーチャレンジ、やってみよう!」が開催され、当 拠点から【スマートRバイク・ザ・ライド】【BiosignalAr(t Webアプ リ)】の体験コーナーを設置しました。 イオンモールでは「SDGsWeek」と題してサステナブルな社会の実 現のために、くらしの未来を考える地域ならではの取り組みを進めて おり、同店舗では親子で運動を楽しむコーナーとして当拠点の研究成 果を取り入れて頂きました。ショッピングモールでの事業検証は初め ての試みでしたが、ファミリー層を中心として多くの方に楽しく運動を 体験していただき、途中から予約でいっぱいになるほどの人気となり ました。ご参加頂いた方からは「子供と一緒にできたのがとても嬉し かった。」「これならスポーツをやっていない人でも続けることができる と思う。」など、たくさんの嬉しい感想を頂きました。 「The Lab.みんなで世界一研究所」に立命館大学西浦研究室の研究成果を展示 2021年9月30日(木)より「The Lab.みんなで世界一研究所(グラン フロント大阪・ナレッジキャピタル内)」において、立命館大学情報理工 学部音情報処理研究室(西浦敬信教授)の研究成果展示がスタートし ました。本展示は、大阪の中心部にある複合施設内にあり、企業や大学 などのエキサイティングな技術や活動を、大人から子どもまで、楽しく わかりやすく紹介するものです。 本研究室からは、レーザー光で振動を遠方から読み取り、振動情報 を音声に変換したうえでスピーカから再生するという、光レーザーマイ クロホンの技術を紹介しています。また、紙コップに向かって話したと きの声による紙コップの振動を、レーザー光の干渉を使って遠方から 読み取り、音声に変換するという技術を「糸なし糸電話」として実際に 体験することができ、本展示は2021年12月末頃まで展示予定です。 順天堂大学COIプロジェクト室の沢田秀司 博士研究員、順天堂 大学大学院スポーツ健康科学研究科の内藤久士 教授、町田修一 教 授らの研究グループは、ロコモ予防のための運動介入研究の結果、血 液中のタンパク質の一種である血清アルブミン*1が低負荷レジスタ ンストレーニングの効果を予測するバイオマーカーになることを明 らかにしました。本研究では、運動介入前の血清アルブミンレベルに 着目したところ、低栄養(3.5g/dL未満)には該当しない状態であって も、4.1g/dL未満と比較的低値である場合には、トレーニングで期待 される筋量増加等の効果が適切に得られないことがわかりました。 これは順天堂大学が取り組んできたCOIプロジェクトの研究成果で あり、トレーニングの効果を適切に得るためには栄養状態の改善が 必要であることを示唆するものです。本研究はBMC Geriatrics誌 にて、2021年8月18日に公開されました。 *1 血清アルブミン:血液中のタンパク質の一種であり、血清タンパク質の約 50~65%を占める。肝障害、腎不全、ネフローゼ症候群、低栄養状態、妊娠に より低下する。 図1:運動介入前の血清アルブミンレベルが筋肥大に及ぼす影響 運動介入前の血清アルブミンレベルが比較的低いグループ (4.1g/dL未満)では、筋力トレーニングで期待される筋量増加の 効果が適切に得られないことが、明らかになりました。 ロコモ予防のトレーニング効果を適切に得るためには栄養状態が鍵 ~血清アルブミンがトレーニング効果予測のバイオマーカーに~ NEWS & TOPICS 立命館大学では、リサーチオフィスが研究関連の一元窓口として活動し、研究者の情報と学外からの多様なニーズ を集約しています。そのため、課題に応じて最適なフォーメーションを構築し、スムーズな産学官連携活動を推進す ることが可能です。 [自然科学系]BKCリサーチオフィス 民間企業・官公庁 研究者・研究組織 [人文科学系]衣笠リサーチオフィス [社会科学系]OICリサーチオフィス 産学官連携推進機能 リエゾン 研究推進・研究支援機能 プロジェクト推進 地域連携・事業化推進機能 地域イノベーション創出 詳しくはホームページをご覧ください http://www.ritsumei.ac.jp/research/ 立命館大学 BKCリサーチオフィス TEL:077-561-2802 FAX:077-561-2811 リサーチオフィスはone stop serviceにて民間企業や公的研究機関との研究交流を推進します。 お問い合せ先 草津市連携事業「食と運動の健幸体験チャレンジ」を開催 草津市は健幸都市づくりに取り組んでおり、その一環として当拠点 との連携イベントを2021年10月24日(日)にイオンモール草津(滋賀 県草津市)にて開催しました。 当拠点からはスマートウェア事業にて研究開発された親子で楽しむ ことができるバイクプログラム【スマートRバイク・ザ・ライド】を実施 し、草津市からは「食育SATシステム」にて食事バランスチェックとして ICタグを内蔵した臨場感ある実物大のフードモデルを使い、楽しく健 幸体験をして頂きました。合計約200名と大変多くの方にご参加頂き、 年齢層も3歳~80歳と幅広い世代の方にご参加頂きました。 また、アンケート(109名回答)において『チャレンジされた健幸体験 コンテンツは「楽しかった」ですか』の設問に、強くそう思う(66%)、そ う思う(32%)と、「楽しかった」と感じた方が98%で、楽しい健幸体 験プログラムを提供することができました。 滋賀県レイカディア大学「ACTIVE5健幸体操講座」を開催 2021年11月4日(木)立命館大学びわこ・くさつキャンパスに、「滋賀 県レイカディア大学」の皆さんをお招きし、当拠点の研究成果である ACTIVE5を活用した健幸体操講座を実施しました。レイカディア大学 とは60歳以上が新しい知識や教養・技術を身につける大学ですが、今 回は60代後半~80代前半の方にご参加頂きました。 ACTIVE5は立命館大学と順天堂大学が考案した3世代で実施でき るオリジナルのロコモ予防体操ですが、本講座では振付を担当した増 田先生よりシニアバージョンの5つの運動要素をレクチャー頂き、加え て身体計測会を実施し認知機能を測るテストや体組成測定など10 項目の測定を実施しました。 また、当拠点にて研究開発した【BiosignalAr(t Webアプリ)】の体 験コーナーをレイカディア大学構内に約1か月間設置し、コロナ禍でも 自宅で取り組める運動ツールの一つとしてご紹介させて頂きました。 ※すべてのイベントは感染症対策を行った上で実施しています 018 017

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=